スーツを着て仕事に行く。

突然ですが私は年に3,4回くらいしかスーツを着ません。
式典やディナーショー、結婚披露宴などの現場のときです。
今日の仕事は結婚披露宴でした。
朝食前の血糖値は87。
朝食後現場が結婚式場なので仕込等の作業もないためスーツに着替えます。
私はスーツを着るのが好きです。
何だか大人になったような気分になるのです。
という私は30歳。
以前仕事帰りにスーツ姿でパチンコ屋に行ったことがありましたが、もう気分は営業をさぼっているサラリーマンでした。
私にとってスーツ姿というのはある意味憧れだったりするのです。
そんなことはどうでもいいとして少し早いのですが8:30に家を出ました。
現場には10:30入りです。
途中コンビニに寄ってサンドイッチとコロッケパン、ペットボトルの紅茶とミネラルウォーターを買いました。
結婚披露宴の仕事のときは大抵昼食がとれません。
10:30に現場に入ったら15:30くらいまで食べられません。
補食だけでは凌げないと思い、買っていくことにしたわけです。
現場に到着してひととおり準備が終わったのが11:30ごろ。
今食べるしかないと思い血糖測定をしてみると105。
ノボラピッドを6単位打って昼食にしました。
さすがにワイシャツの上から打つ勇気は無く、シャツを少しめくって打ちました。
今日の披露宴は身内だけのアットホームなかんじです。
出席者も50名程度、円卓も6つしかありません。
仲人もいません。
披露宴の内容も来賓挨拶もなければ友人のスピーチも祝舞も余興のカラオケもありません。
なかなかシンプルないい雰囲気の披露宴でした。
私の仕事は入場等の音楽を出したり照明を変えたりすることでした。
音出しは慣れているのでなんてことはないのですが、照明の操作も同時にするのは初めてでしたのでちょっと不安でもありました。
司会の方は女性でした。
今日は歓談の時間が長かったので司会の女性とお話をしていました。
といっても彼女の方が一方的に話していたわけなんですけれど…。
まずは年齢の話になります。
「おいくつですか?」
と聞かれたので30歳と素直に答えると、
「いくつに見えますか?」
とお約束のように聞かれたりします。
私はこの質問がものすごく嫌いです。
『えっ、あなたは何歳って言ってほしいの?』
と聞きたくなります。
明らかに年上なのは間違いないので1つか2つ上ですかと答えます。
結局彼女の年齢を知ることはできませんでした。
まあ興味ないからいいんですけどね。
それから彼女のマシンガントークの始まりです。
恋人と週に何回会いたいかなどどうでもいいことを聞かれます。
私には恋人がいないので適当に答えるのですが、彼女は月に2回会えればいいとかリアクションしにくいことを言って結局は自慢話を聞かされるというパターンでした。
あとは「今までこうやって彼氏の浮気を見破ってきた」だとか「ミステリアスな女性になりたい」だとか「綺麗と言われるより可愛いと言われたい」という話を聞かされました。
私は「はー」とか「へー」とか「ほー」とか言うしかありませんでした。
だってそんなに喋っちゃミステリアスもへったくれもありませんよとか綺麗も可愛いもないですよとか言えないじゃないですか。
よくもまあ初対面の人にこれだけ語っちゃってくれたものです。
本人も自覚しているみたいで
「喋りすぎでしょ。」
と自分で言ってました。
悪い人ではありません。
仕事にも真面目に取り組んでらっしゃるいい人でした。
仕事の話もしました。
最近はこの業界もデフレ化が進んできてクオリティを求めない所が多いと嘆いてらっしゃいました。
ああ同じかと思ってしまいました。
司会業にしても音響にしてもプロの存在価値を理解していない人がいるものです。
私たちの仕事を話すだけだとか音を出すだけだと思っている人がいます。
特に田舎にはそういう人が多いです。
お互い困ったものですねと話しました。
披露宴も無事終わり夕方には家に着きました。
夏休み最初の日曜日ということもあって反対車線は渋滞していました。
夕食前の血糖値は76。
そしてさっきランタスを打つ前に測定したら201でした。
退院して初めて200を超えた数字を見ました。
ちょっと気が緩んでいますね。