病院に行く。

どんどん痩せてきたので最初は代謝が良くなったのかなくらいしか考えていませんでした。
ところがだんだん喉が乾くようになり、トイレも近くなり、体重は減少し、筋力も落ちてきました。
しばらくすると周りの人から「病気じゃないのか」「糖尿病の初期症状によく似ている」と言われるようになりました。
そして「病院に行ったほうがいい」と会う人会う人に言われました。
私は病院に行くことにしました。
そのときには61kgあった体重が42kgまで減少していたのです。

病院に行ったのは今年の4月8日のことです。
どうせ行くならなるべく大きい病院がいいだろうと思い、市内にあるK病院に行くことにしました。
午前8時30分頃に着き、受付を済ませ採血と尿検査が終わったのは午前9時30分すぎでした。
それから呼ばれるまで待ちました。
かなり待ちました。
外来の初診だったので仕方がないなと思いましたが、それでもあんまりだろうと思うくらい待ちました。
こんなに待つくらいだからたいしたことはないんだろうと思いました。
次に来るときは予約をいれないといけないなあと思っていると呼ばれました。
もうそのときには午後0時を過ぎていました。

診断の結果、1型糖尿病でしょうと言われました。
そのときの私の血糖値は598、HbA1cは15.1%でした。
ケトアシドーシスです、このままだと昏睡状態になる可能性があると言われました。
即入院、即点滴です。
生理食塩水を2本打つことになりました。
お昼だったので昼食を準備してくれました。
食べようとすると看護師さんが注射器を持って近づいてきます。
それが私の初インスリンでした。
これからどうなるんだろうと呆然としながら昼食を食べたのです。