わかってください。

いきなりですが糖尿病であることは決して恥ずかしいことではないと私は思っています。
だからインスリン注射も恥ずかしくはありません。
まあ、やる気のないおなかを見られるのはちょっと恥ずかしいですけどね。
乳首なんてなおさらです。
そんなことはどうでもいいとして、なので私は今まで何処だろうが誰がいようがお構いなしに注射してきました。
しかしこの間の14日から16日までの仕事の間は人目を避けて注射していました。
理由は二つあります。
一つ目は「注射をしている姿を見て嫌な気持ちになる人がいる」ということ。
これは私の方で配慮しなければいけないことは当然です。
二つ目は「注射をしている姿を見て病気についていろいろ聞いてくる人がいる」ということです。
自分が糖尿病だということを言うと必ず、
「痩せているのにねえ。」
から始まって、
「甘いものを食べ過ぎたんでしょう。」
となり終いには、
「食事制限しているの?」
と聞かれます。
私は今までそういう人達に対して何十回も説明をしてきました。
しかしね、最近どんなに話をしても理解してもらえていないんじゃないかと思い始めてきたのですよ。
それは何故かというとこんなことがあったからです。


13日の夜中のことです。
明日から仕事だというのにいつものように眠れない夜を過ごしておりました。
仕方がないのでテレビを観ているとこんな映画が始まりました。


実はこの映画、私は何度か観ています。
この映画には「う●こだ!う●こだ!」の印象しかないのですが、観ているうちにいろいろと思い出してきました。
三話のオムニバス形式になっていて二番目のお話は糖尿病の話です。
物語を成立させるために多少強引なお話ではありますが、まあちゃんとしたお話です。
でね、お話の中で時々外国人が出てきて高血糖症状だとか低血糖症状だとか糖尿病には1型と2型があるとか説明しているのですよ。
しかもちゃんとしたフリップつきで。
私は今まで全く気づいていませんでした。
何回も観ているのにですよ。
そのときはまだ糖尿病ではなかったからたぶん興味がなかったのでしょう。
人は興味がない情報は頭に入っていかない。
なぜなら自分がそうであると気づいたからです。


ここで思ったわけです。
今まで私が一生懸命糖尿病について説明した話を聞いた人達はちゃんと理解してくれているのだろうか?
たぶん理解してくれてはいないんじゃないかなあと思います。
おそらく私の話の中から「糖尿病」と「インスリン注射」というキーワードを取り出して、それを他の人に話してそうやって噂話となって広まっているんじゃないでしょうか。
もうびっくりするんですけど年に一度会うか会わないかという人まで私が糖尿病だということを知っていたりするんですよ。
そしてその人にまた、
「痩せているのにねえ。」
「甘いものを食べ過ぎたんでしょう。」
「食事制限しているの?」
と言われるのです。
もううんざりです。


というわけで最近はよほど親しい人にしか病気について説明しないことにしました。
だから人に聞かれないように注射も人目を避けてするようにしました。
本当はいけないことなんでしょうけどね。
がんばって根気よく説明し続けるべきだとも思います。


今日の血糖値です。
104-89-84-151でした。
やっぱり夜は走らないと駄目かな。